生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon life生活・ライフスタイル

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5. 短冊に使って良いのは5色までだった!知っていると自慢できる七夕の豆知識

短冊に使って良いのは5色までだった!知っていると自慢できる七夕の豆知識

2014年05月27日作成

 views

ロマンチックな夏の風物詩である、7月7日の七夕。皆さんは七夕についてどんなことを知っていますか?

「彦星と織姫が年に1度会える日」「短冊を笹に結んで願い事をする日」などは多くの人に浸透していると思いますが、七夕にはあまり知られていない、興味深い話がまだまだあります。

そこでここでは、知っていると自慢できる七夕の知識についてご紹介したいと思います。

目次

七夕の起源について

日本の七夕には多くの文化が混ざっている

七夕は、日本と中国の、以下の文化が合わさってできあがったものといわれています。

  • 日本のお盆
  • 日本の伝説「棚機津女(たなはたつめ)」
  • 中国のお盆
  • 中国の「乞巧奠(きっこうでん)」

棚機津女は、機織りをする女性の伝説で、乞巧奠は女性が裁縫の上達を願う祭事です。どちらも針仕事に関する文化ですね。

お盆は仏教のものですが、「棚機津女」には神様が登場するので、七夕は神道と仏教があわさった行事といえます。

七夕が7日7日なのには理由がある

伝説「棚機津女」には、

棚機津女は神様に村の災いを取り除いてもらうために水辺の機屋(はたや)にこもっています。そして旧暦の7月15日に神が天下って棚織津女に会いに来るので、彼女は一晩だけ神様のお相手をします。

と書かれています。

そこでかつての日本人はこの伝説をもとに、水辺に機織り機を用意して村の生娘に機織りをさせ、その織物を神様におさめる儀式を行うようになりました。

そしてその儀式で使う道具を安置するのが7月7日の夕方であったことから、次第に15日より7日の方が重要視されるようになったようです。

写真は儀式に使われる道具です。両端のカラフルな布は「幡」という装飾具で、仏教行事で使われます。

日時にもとづいて七夕という漢字になった

七夕はかつて「棚機」「棚織」と書かれていました。それが、「7日夕方」が重視されるようになったため、そのまま七夕という表記になったといわれています。

七夕を「しちせき」と読むこともできますが、常用ではほとんど使わないようです。ときどき目にするのは「七夕の節句(しちせきのせっく)」くらいではないでしょうか。

名前については「古事記」や「日本書紀」にある史実が由来ではないかという説もあります。興味のある方は、ぜひ調べてみてください!

短冊に使って良いのは5色まで

「七夕さま」の歌の2番の始めに、「5色の短冊」という歌詞がありますよね。これは、中国の七夕で青(緑)・赤・黄・白・紫(黒)の5色の短冊を使っていたことに由来するものです。

この5色は天地万物を組成している5つの要素の象徴であり、宇宙そのものを表しています。具体的には、

  • 青:木・東・春・仁
  • 赤:火・南・夏・礼
  • 黄:土・中央・土用・信
  • 白:金・西・秋・義
  • 紫:水・北・冬・智

となっています。ピンクやオレンジもカラフルで良いのですが、こういったきちんとした理由を知ると、他の色を使うのは気が引けますね。

土用(どよう)とは、立夏・立秋・立冬・立春の直前約18日間のことをいいます。あの全国でウナギを食べる「どようの丑の日」は、この土用という漢字を使います。

裁縫のほかに習字の上達を願う催しもあった

七夕には、お裁縫のほかに、文字がうまく書けるように願う催しもありました。

これは主に子どもたちが行っていたもので、7日の朝にイモの葉や稲についたつゆで墨をすり、その墨で文字を書きながら「字がうまく書けますように」と願ったのだそうです。

この墨で短冊を書いていたという説もあります。

昔の風習にならった七夕の楽しみ方

せっかくですのでここでご紹介した古来のやり方をふまえて楽しんでみませんか?

今までのやり方に

  • 短冊は青・赤・黄・白・紫を選ぶ。
  • 習字の上達がしたい人は、7日の朝に墨をすって願いをこめながら文字を書く。
  • 裁縫が苦手な人は上達するように願う。

をプラスするだけで、ぐっと風情のある七夕になりますよ。イモや稲のつゆを手に入れられたら完璧ですが、さすがに難しそうですね……。

日本で有名な七夕祭り

以上の知識を持って七夕祭りに参加して、今までよりもっと楽しんでみましょう!七夕まつりは全国各地で開催されていますが、ここでは来場者が150万人を越す、特に大きな2つをご紹介します。

仙台七夕まつり

日本最大の七夕祭りは、仙台で毎年8月6・7・8日に行われます。仙台市中が七夕飾りで彩られ、毎年200万人を超す人出があることから、東北3大まつりのひとつとされています。

仙台藩主・伊達政宗が婦女の文化向上の目的で奨励したため、ここまで盛んになったといわれていますが、定かな説ではありません。

写真の「吹き流し」というお飾りが見事で、これ目当てに会場を訪れる人も多いそうです。

湘南ひらつか七夕まつり

神奈川県平塚市にも大きな七夕のお祭りがあります。毎年7月第1木・金・土・日に行われ、2013年には170万人もの人出がありました。

平塚市では終戦後の1950年7月に復興まつりが開催され、その後「仙台市の仙台七夕まつり」を模範とした、第1回「平塚七夕まつり」が1951年7月に行われました。

なお、1993年の第43回から現在の「湘南ひらつか七夕まつり」という名称になりました。

七夕ならではのゆるキャラ達

話題のゆるキャラにも、七夕ならではのものがありました。

ひこぼしくん(大阪府:枚方市産業振興キャラクター)とおりひめちゃん(大阪府:交野市産業PRキャラクター)

枚方市と交野市には、ともに星にまつわる伝説が残っているので、七夕がモチーフのキャラクターを作ったのだそうです。

ひこぼしくんは七夕だけでなく、普段から枚方市を温かく見守っています。また枚方市の産業活性化、枚方市のPR、出会いやつながりのシンボルとしても日々奮闘しています。

おりひめちゃんも日頃からイマドキの女の子代表として、イマドキの女の子目線で交野の街をゆるーくPRしていきたいと考えているそうです。

交野市はかつては交野が原と呼ばれ、平安貴族に人気の狩場・観光地でした。ですので現在も「天の川」「逢合橋」「星川」などの、七夕に関係のある地名が残っています。

きーぼー(愛知県:安城七夕まつり協賛会)

きーぼーはみんなの願いごとを星に変えて天の川までとどける、願いごとの精です。その名前にはみんなの“希望”を託されているという意味もあります。安城七夕まつりの公式キャラクターです。

星を持っていなかったら七夕のキャラクターだと分からないですね……。

たっけー(東京都福生市:福生七夕まつりイメージキャラクター)

60年以上も続く、福生七夕まつりから誕生した竹(飾り)の妖精。ちょっとやんちゃな性格で、あらゆるところに出没します。願いが叶うと巷で話題の「たっけーハイタッチ」でみんなに幸せを運びます。

福生らしい、アメリカナイズな雰囲気を感じますね。

今年の七夕は一味違うものになるはず

七夕ってとても歴史がある催しだったのですね。深く知ることで、7月6・7日を大切に過ごそうという気持ちになりました。

今年はいつもより七夕を意識して、夜空に思いを馳せてみましょう。

(image by 足成)

この記事で使われている画像一覧

  • 20140508143500 536b178447d4b

本記事は、2014年05月27日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る