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ただのもんじゃではもう古い?進化系「もんじゃ屋形船」とは

2014年05月19日作成

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「もんじゃ屋形船」に乗ったことはありますか?

船から景色を眺め、もんじゃ焼きを食べられる屋形船もんじゃ。今では東京の隠れた定番レジャーのひとつになりつつあります。また、季節を問わず楽しめ、会社の忘年会や新年会、オフ会などの団体利用もでき、賑やかな場面に最適です。

しかし想像すると、船の中の限られたスペースにわざわざ鉄板を敷いて、ヘラでちびちびもんじゃを食べる・・・うーん、なかなか奇妙ですよね。「そもそも何でもんじゃ焼きと屋形船の組み合わせなの?」「もっと詳しく教えて!」という声が聞こえてきそうです。

そこで東京湾名物のもんじゃ屋形船の歴史を振り返りつつ、押さえておきたいもんじゃ屋形船についてご紹介したいと思います。

ほかにも飲み会を面白くする情報がいっぱい!
飲み会を行う際に役に立つハウツーまとめ

目次

もんじゃ焼きとは?

もんじゃ焼き

もんじゃ焼きは小麦粉を使った粉物料理です。具のキャベツや揚げ玉、海鮮などを混ぜ、多めの水やだし汁と一緒に鉄板の上に広げながら焼きます。

「はがし」と呼ばれるもんじゃ用の小さなヘラで、もんじゃを少しずつ鉄板に押し付けて食べます。

もんじゃ焼きは桃山時代のお菓子だった!

もんじゃ焼きの原型は桃山時代に遡ります。なんと茶の湯で有名な千利休が茶会で出していた小麦粉を使ったお菓子「麩の焼き」(ふのやき)がそれだと言われています。

江戸時代になると、うどん粉を水で溶いたものを鉄板で文字の形に焼いた「文字焼き」が生まれました。この言葉が「もんじゃ焼き」に変化したそうです。

昭和期には、もんじゃ焼きは屋駄菓子屋で子どもたちの間で食べられ、下町の路地で親しまれる味になりました。その後、駄菓子屋の減少とともに、下町の伝統的な食べ物として有名になり、観光客やサラリーマンの食べ物となりました。

屋形船とは?

屋形船

屋形船は日本で発達した船で、食事や宴会ができるように座敷と屋根が付いています。大きな屋形船になると100人を超える乗客を載せることができます。東京の隅田川やお台場あたりが有名です。

屋形船は貴族の遊びがはじまりだった!

屋形船のはじまりは、約1000年前の平安時代。貴族たちは遊びの一環として、船の上で宴をしたり詩文をつくったり、楽器を演奏していました。この遊びで使われていた船が屋形船の原型と考えられています。

江戸時代には、大名や裕福な町人の間で、屋形船を使った花見や月見、花火が流行り、豪華な装飾の屋形船も生まれました。

平成に入ると、観光客の増加に伴い、様々なバリエーションの屋形船が作られています。

もんじゃ屋形船の始まり

それぞれに歴史のあるもんじゃと屋形船。この両者はどこで出会ったのでしょうか。

観光客向けに海運業界が斬新なアイディアを打ち出す

観光客のニーズが高まった中、海運業界では月島名物であるもんじゃ焼きと、地元の運航資源を活用しようという動きが出てきていました。

そこで、平成20年(2008年)1月13日に「株式会社中川船舶」が月島もんじゃ屋形船を始めました。

中川船舶は河川・土木工事や船舶リース業の会社でした。しかし夏場は工事が少ないこと、納涼船シーズンにたくさんの船の転用が可能である理由などから、「月島もんじゃ屋形船」事業へ乗り出したそうです。

また営業部門として新しい会社も設立。飲食業についての知識も経験もなかったため、「月島もんじゃ焼き振興共同組合」から協力を得て、新しい事業を実現しました。

現在もんじゃ屋形船は観光客の増加により、旅行会社や、外国人、観光客をターゲットとした事業になりつつあります。

特徴で押さえる!おすすめもんじゃ屋形船

お客のニーズに合わせて、船内の設備が整い、種類も増えてきたもんじゃ屋形船。今年のおすすめをご紹介します。

お客さん思いのサービスが◎!千羽丸

もんんじゃ屋形船事業にいち早く乗り出した中川船舶が設立した新会社「清海」が運営する屋形船です。出航は昼、夕方、夜と1日3回あり、レインボーブリッジや東京タワーなどが堪能できます。

この船でしか食べられない「千羽丸もんじゃ」は、自家製練りゴマ入りもんじゃ。青ネギとベビースターの相性も抜群です。噂ではスタッフの方が「ハート型もんじゃ」を焼いてくれることもあるとか・・・。

船内には「何でも持ち込みOK」なので、鉄板でもんじゃと一緒に焼きたいものを持って行って焼くこともができます。またipodやウォークマンから好きな曲を流せる嬉しいサービスもあります。

王道もんじゃを堪能!元祖・月島もんじゃ屋形船

江戸前汽船株式会社が運営する月島もんじゃ屋形船です。2時間もんじゃ食べ放題&飲み放題のコースが3900円~5900円でとってもリーズナブル!(休日・夜の出航は値段が高くなります。)

メニューも「明太子もんじゃ」や「タイ風カレーもんじゃ」、「デザートもんじゃ」などの定番を押さえており、ドリンクのメニューも豊富です。「乗ったことないけどもんじゃ屋形船がどんなものか知りたい!」という方におすすめです。

昼便限定でスカイツリーを眺められる「隅田川コース」もあります。2人から予約できるので、デートのマンネリ打破にも使えますよ。

大人も満足のメニューがずらり!海鮮もんじゃ屋形船 月島丸

元祖と並び、江戸前汽船株式会社が運営するもうひとつのもんじゃ屋形船。勝どきから出発し、2時間15分でお台場周辺スポットを巡ります。

料金は1人あたり5900円。元祖と比べると少しお値段が張りますが、海鮮もんじゃと銘打っているだけあって、魚介を使ったアレンジメニューがたくさんあります。「鮭ちゃんちゃんもんじゃ」、「マグロスペシャルもんじゃ」、「イカ墨パスタもんじゃ」・・・どんな味だか気になりますね。

この船では瓶ビールを出してくれます。ドリンクは缶ビールの船が多いので、お酒好きの方には嬉しいポイントですね。40名まで貸し切りできるので、職場の宴会や忘年会にいかがでしょうか。

関西に定番レジャーとして根付くのか?!神戸屋形観光汽船

関東で発展したもんじゃ屋形船がついに関西に進出!赤いボディが目をひきます。

神戸の「かもめりあ」から出発し、波の小さいエリアを2時間ほどかけて遊覧します。もんじゃ焼きは「塩そぼろカレーもんじゃ」「豚キムチもんじゃ」などがあり、食べ放題で5000円みたいです。ちなみに、「かもめりあ」周辺には、「ハーバーランド」の観覧車や、「神戸大橋」などがあります。

まだまだ関東圏外では「なんで屋形船でもんじゃ食べるの?」と思う方が多いかと思いますが、関西にお住まいの方はぜひチェックしてみてください。

柔軟な発想で進化していくもんじゃ屋形船

今回もんじゃ屋形船ついて調べましたが、新しいサービスひとつとっても、歴史ドラマが隠れていることがわかりました。

そして、一見ありえない組み合わせに思えるもの同士をくっつけてしまう柔軟な発想は、これからの時代により必要になるものかもしれませんね。

もんじゃ屋形船に乗る際は、隠れた歴史を想像しながら、船の上で風情を楽しんでみてください。

(image by 無料写真素材東京デート)

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本記事は、2014年05月19日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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