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【はじめてのベランダ菜園】梅雨の時期にご用心!キュウリを病気から守るポイント

シャキシャキとした食感のキュウリは、夏の食卓には欠かせない食材ですよね。そのまま、あるいはサラダや漬け物にして食べても美味しいキュウリは、コストパフォーマンスも良く、また、育てがいもある野菜なので、ベランダ菜園にピッタリです!

本記事は、アース製薬のご協力により、2014年に執筆されたものです。

キュウリの基本情報

和名 キュウリ
科名 ウリ科
栽培難易度 ふつう
収穫までの期間 約60日
主な病害 ベト病・ウドンコ病・褐斑病・炭疽病・灰色かび病
主な害虫 ウリハムシ・アブラムシ・ネコブセンチュウ・オンシツコナジラミ・ハダニ

ベランダでキュウリを育ててみたい!という方のために、キュウリを病気から守るポイントを詳しくご紹介します。

キュウリがかかる病気の種類

キュウリがかかりやすい病気は、症状が似ているものが多く、普段から気をつけていればいずれの病気も防ぎやすいと言えます。

高温と多湿に気をつけ、風通し・排水をよくして肥料を定期的に与えることが大事です。

べト病

ベト病は葉の葉脈に沿って褐色の病斑ができ、次第に薄茶色・灰白色になっていく病気です。葉が乾くとパリパリになり、湿るとベトベトになります。近くの病斑同士がつながり、葉全体に病気が広がることもあります。

湿気を好み、15~20℃くらいの気温で発生します。

土の中に含まれる病原菌が原因と言われており、風雨などにより伝染します。症状は下葉から発生し、徐々に葉の上に広がっていくことが特徴です。

うどん粉病

葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。うどん粉病は気温が高く湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃ぐらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は発生しにくいです。

褐斑(かっぱん)病

褐色の小さな斑点がぽつぽつと出る病気です。同心円状に広がっていき、斑点の上に黒い粒がみられるようになったのちに落葉を起こします。葉の多くが発病すると、株自体の生育が悪くなります。

高温多湿を好み、雨が続いたり風通しが悪くなったりすると発生しやすくなります。主に下葉から発生し、特に摘心後の新芽に感染すると被害が大きくなります。

風雨によって感染が広がるので注意が必要です。

炭疽(たんそ)病

炭疽病は葉や枝だけでなく、キュウリの実にも発生する病気です。

黒褐色の小さな斑点が同心円状に広がっていき、斑点の内側が灰白色の大きな病斑に変化していきます。症状が進行すると、葉の病斑部の中心に穴が開き、最終的に枯れてしまいます。

実に発生すると、黒いすす状の斑点が広がり、急に熟して腐った様子を呈し、実が落ちてしまいます。

高温多湿を好み、雨の多い梅雨の時期に発生しやすい病気です。

灰色かび病

花や幼果、葉、巻きひげに発生する病気です。

主に咲き終わってしぼんだ花の部分から灰色のカビが発生します。その後、小さな実が黄褐色になって腐っていきます。葉に生じる場合は、褐色色の丸い病斑、灰色のカビとなって現れます。

20℃くらい気温と多湿を好み、株が密生しているときや朝夕の急激な冷え込みがあるときに発症しやすいです。

地面に近い実ほど発生しやすいです。

病気の対策

ベト病対策

ベト病を防ぐには、雨よけをして風通しと水はけを良くし、過湿を避けるようにしましょう。また、肥料切れをなくすこともポイントです。

発生初期は、症状が出た葉だけをちぎって様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。

薬剤は葉の裏を中心に散布しましょう。

うどん粉病対策

うどん粉病の治療はさほど難しくないとされていますが、放っておくと被害がどんどん大きくなります。

病気にならないよう予防策として、市販のお酢でできた予防スプレーを利用すると効果的です。

症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。症状が広がる場合は、酢を水で薄めたもの、重曹などを1週間おきに散布します。それでも被害が消えない場合は、葉が全部枯れる恐れがあるので薬剤を使用する必要があります。

他の株を守るためにも殺菌剤などを散布して防除しましょう。また、枯れ葉についた胞子で広がる可能性もあるので、ちぎった葉は必ず破棄することが重要です。

褐斑(かっぱん)病・炭疽(たんそ)病・灰色かび病対策

日当たりや風通しを良くすることが大切です。植え付けのときに株どうしの間隔を適切にしたり、生育にあわせて剪定するなどすれば風通しを良くできます。

病気は予防が大切

一度病気になってしまった株は、他の株への感染元にもなることがあるので、とにかく病気を予防することが大切です。

プランターを雨が当たらない場所に置いたり、水遣りのときに根元の土にだけ与えるようにして、なるべく葉に水がかからないようにしましょう。

発病した葉は早めに取り除き、薬剤を使用する場合は症状を見つけ次第なるべく早く散布するようにしましょう。肥料を定期的に与え、栄養切れを防ぐことも重要です。

薬剤の取り扱い注意点

薬剤は体調の良い日に使うようにし、使用量を守り、直接触らないよう手袋をするようにしましょう。また、風の強い日は避け、使用した道具は洗浄してから片づけると、違う薬剤と混ざることがなく安心です。

薬剤を廃棄する場合は、パッケージの注意書きを守りましょう。水で薄めて使用する薬剤などの場合、作り過ぎないように注意するのが一番ですが、もし薬剤が余った場合は下水などに流さないようにして下さい。

薬剤は、取扱い説明をよく読み、正しく使用しましょう。

おわりに

キュウリを病気から守るコツをご紹介しました。しっかり対策して、美味しいキュウリを育てたいものですね。ぜひ参考にしてみてください。

(image by 筆者)

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