生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon life生活・ライフスタイル

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5. 自転車だって逮捕しちゃうぞ!「春の全国交通安全運動」の基礎知識

自転車だって逮捕しちゃうぞ!「春の全国交通安全運動」の基礎知識

2014年03月20日作成

 views

平成26年4月6日から15日までの10日間、「春の全国交通安全運動」が実施されます。

この期間はいつにも増して白バイやパトカー、警察官を街中でよくみかけるようになるわけですが…。ところで、そもそも「春の全国交通安全運動」とは何なのでしょうか。

なぜ春?取り締まるポイントは?――考えだすと疑問が尽きませんね。

そこで本記事では、そんな「春の全国交通安全運動」とは何なのかについて迫ってみたいと思います!

目次

どんな取り組みなの?

交通安全運動の目的

内閣府の全国交通安全運動要綱によると、国民の交通安全思想の普及・浸透と道路交通環境の改善で交通事故防止を測ることが目的だと書かれています。

10日間という期間を設けることで、国民自身の交通ルールの遵守意識と交通マナーの実践を習慣づける狙いがあるのです。

主催は警察庁だけではない!

なんとなく警察の取り締まりが強化されるから、警察が主催でやってるんでしょ?と思ったら大間違いです。

警察庁のほかにも、国土交通省や防衛省など、全国の交通に関係する名だたる期間が主催に名を連ねています。いかに本気で交通安全に取り組んでいるかがわかりますね。

内閣府,警察庁,総務省,法務省,文部科学省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,国土交通省,防衛省,都道府県,市区町村,自動車検査独立行政法人,独立行政法人自動車事故対策機構,独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構,自動車安全運転センター,軽自動車検査協会, (財)全日本交通安全協会,(財)日本道路交通情報センター,(社)全日本指定自動車教習所協会連合会,(一社)全国二輪車安全普及協会,(一社)日本自動車連盟,(公社)日本バス協会,(公社)全日本トラック協会,(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会

内閣府「平成26年春の全国交通安全運動推進要綱」より抜粋

「交通事故死ゼロを目指す日」がある!

平成20年から、国民の交通ルールやマナーに関する意識を高めるための新たな国民運動として毎年4月10日は交通事故死ゼロを目指す日になっていることを知っていますか?

春の全国交通安全運動の主催機関と連動した取り組みによって、国民の交通安全の意識を高めて全国の交通事故死ゼロを目指しています。

交通事故はいつどこで誰が遭うのか分からないので、まずはこの日は交通ルールを徹底する!などと一人ひとりが意識する日を設けることは大切ですね。

なぜ春に実施するの?

春に実施する理由

交通事故に関するあるデータで、「横断中歩行者死傷者数」が小学1年生が一番多く「自転車事故件数」は高校1年生が一番多いという結果が出たそうです。

4月は入学・進学シーズンで、通学によって子どもの行動範囲が広がり、事故に遭うリスクが拡大する時期だと言われています。そのため交通事故を未然に防ぐ運動として、春の全国交通安全運動が設けられたようです。

「子どもと高齢者の交通事故防止」がメイン

ドライバーにとってはいつもより取り締まりが強化される期間にように感じます。

しかし、上記でご紹介した理由に加えて高齢者の交通事故が多いことを背景に「子どもと高齢者の交通事故防止」に重きを置いた取り締まり活動がメインとなっているそうです。

取り締まりが強化されるポイントは?

「全国重点」と「地域重点」の取り組みがある

社会の変化や地域によって交通事故の傾向が変化します。そのため、全国均一に同じ内容で取り締まりを強化する「全国重点」と、地域の交通事故実態等に即して必要があるときに定める「地域重点」が設けられています。

平成26年の全国重点は?

(1)自転車の安全利用の推進(特に,自転車安全利用五則の周知徹底)
(2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(3)飲酒運転の根絶
(抜粋:内閣府「平成26年春の全国交通安全運動推進要綱」より)
「地域重点」は各地域によって内容が異なるため、自分の住んでいる地域の「春の全国交通安全運動」のポスターや県警HPを確認してみましょう!

重点地域は?

子どもと高齢者の交通事故防止のため、学校がある地域やスクールゾーン高齢者の多い地域やシルバーゾーンなどで交通安全の指導や取り締りを重点的に行います。

【自転車利用者はココを注意!】

自転車は誰もが乗れる身近な乗り物ですが、自転車通行中の事故や自転車でのひき逃げなども発生しており、非常に危険な乗り物です。

春の全国交通安全運動では特に「自転車安全利用五則」を活用した下記のような自転車交通ルールの徹底も行います。

1:自転車の通行方法の指導

自転車は車道の左側通行や路側帯通行は道路の左側部分に限られている場合や歩道を利用する場合は徐行しつつ、歩行者優先で車道側に寄るのが基本の走行ルールです。

指導されたにも関わらず改善が見られない時は、5万円以下の罰金が科せられる場合もあります。

2:安全ルールの周知

二人乗り・並進・傘差し・携帯電話使用・ヘッドホンの使用などは、走行中に注意散漫となり事故につながってしまう危険性があります。

このような普段何気なくやってしまいそうなことも危険運転になるので気をつけなければいけません。

傘を差しや携帯電話は3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金、二人乗り・並進は2万円以下の罰金または科料の罰則を受ける場合もあります。

3:ライト点灯の徹底

夜間時のライト点灯に気をつけましょう。

また、夕暮時の早めの点灯や反射材用品の積極的活用を呼びかけれる場合もあります。

夜間時の無灯火での走行は5万円以下の罰金を取られる場合があります。

4:信号・一時停止の徹底

当たり前ですが信号無視をしないことは大事です。

止まれのサインがある場所での一時停止と安全確認が必要です。

自転車での信号無視・一時停止違反の罰食は3か月以下の懲役、又は5万円以下の罰金が科せられる場合があります。

5:子どもはヘルメット着用必須

幼児・児童(13歳未満)は自転車に乗る際は事故にあった際、衝撃から頭を守る必要があります。そのため、ヘルメットの着用努力義務が施行されています。

幼児用座席に幼児を乗車させる場合も、幼児にヘルメット・シートベルトを着用するよう保護者は努めなければいけません。

6:その他

春の全国交通安全運動では、上記の他に自転車の点検整備の励行・各種保険制度の普及啓発なども行うそうです。

自転車保険は「相手のケガ」「相手の自転車などの物損」「自分のケガ」を補償するものが販売されており、春の全国交通安全運動をきっかけに調べてみるのも良いですね!

ちなみにブレーキが効かないなどの自転車の整備不良は、5万円以下の罰金が科せられる場合があるので安全点検もしておきましょう!

【自動車利用者はココを注意!】

1:全ての座席のシートベルト着用

道路交通法の改正によって全ての座席のシートベルト着用が義務付けられました。後部座席については一般道路では「注意」、高速道路では「減点」対象になります。

自動車事故では後部座席にいた人が衝撃で車外に放り出されるケースもあり、非常に危険なため、春の全国交通安全運動では全席のシートベルト着用に注意する必要があります。

シートベルトの不着用は減点対象で、1点減点の罰則が科せられる場合があります。

2:チャイルドシートの義務

6歳未満の幼児を自動車に乗せる際はチャイルドシートが義務付けられています。

装着できない特別な理由がない限り、違反するとドライバーが罰則対象となってしまいます。

チャイルドシートの違反となった場合は、反則金がありませんが、1点減点になります。

3:飲酒運転の防止

飲酒運転で死亡事故を起こすニュースが後を絶ちません。「酒を飲んだら乗らないこと」をするだけで、減らせる死亡事故もあります。

春の全国交通安全運動では、飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底や、アルコール検知器の使用など飲酒運転の根絶に向けた取り組みを強化していくそうです。

酒酔い運転・酒気帯び運転はドライバーだけでなく、車両提供者や同乗者、酒類を提供した人も罰則対象になる場合があります。また、人を死傷させた者は、危険運転致死傷罪で最長20年の懲役を科せられる場合もあります。

4:子どもと高齢者の交通事故防止

上記以外でも、子どもと高齢者の交通事故を防止するために、スピード・一時停止の遵守、安全確認など歩行者に気を配った運転を心がける必要があります。

「秋の全国交通安全運動」との違いは?

ちなみに全国交通安全運動は秋にも行われています。秋と春では違いがあるのか気になりますね。

基本的に子どもと高齢者が交通事故に遭うケースが多いため、秋も「子どもと高齢者の交通事故防止」がメインの取り組みとなります。

しかし、秋は日没時間が早く、すぐに暗くなってしまうため、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」が全国重点に盛り込まれています。シーズンによって、若干取り組み強化内容が違うようですね!

交通マナーを守ろう!

近年の交通事故の発生状況は、年々減少していますが、近年下げ止まりの傾向となっているそうです。とはいえ、依然として年間の死者数は4,000人を超えており、一日に平均11名の尊い命が失われています。

交通ルールやマナーは少しずつ変化しているので、知らなかった!という事もありますね。春の全国交通安全運動をきっかけに正しい交通ルール・マナーを知って、事故の被害者・加害者にならないよう気をつけていきたいですね。

(image by amanaimages)

この記事で使われている画像一覧

  • 20140320134933 532a735db460f

本記事は、2014年03月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る