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排水ルートを確保せよ!雪国出身者が教える、知っておくべき「雪かき」の基本

2016年11月18日更新

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このところ、2週間連続で降雪に見舞われた首都圏・甲信越エリア。普段は雪が降っても積もることは少ない地域だけに、雪だるまや雪合戦を楽しむ画像が多数ネットにアップされた半面、「雪辛い」「電車で缶詰」「雪道で転んだ」「雪掻きで筋肉痛」などの声も多く聞かれました。

そんな中、Twitterをはじめとするソーシャルメディアでは、雪国出身者・経験者からのさまざまな雪対策が投稿・拡散されています。中でも、積雪の際に気を付けたいのが「除雪」のやり方。

普段は雪に慣れていないからこそ、いざというときに気をつけたい雪かきの基礎とマナーについて、雪国からの情報を元にまとめました。いつやってくるか分からない「大雪」の災害。ぜひ、日頃から備えておきたいものです。

最大のポイントは「排水ルート」を確保すること

排水溝をふさがないで!

雪かきをするときは、まずは排水口の雪を取り除いて排水ルートを確保することが大切です。

雪かきに慣れていない人は、雪を道路の排水溝に捨ててしまいがちです。しかしそれでは溶け残った雪が排水溝をふさいでしまい、下流に行くほど水があふれてしまいます。

雪は水分が結晶化したものなので、溶けて水にならないと減りません。雪かきは、積もった雪をただどかすのではなく、雪をいかに効率よく減らすかを考えて行う必要があります。

排水ルートを作ろう!

道路を雪かきする際には、

  • 道路の側溝(排水経路)から30cmほど離した部分に雪を集める
  • スコップなどでなるべく雪を崩して空気との接触面を増やす
  • 雪は細長く、上に積む

上記を意識して雪を溶けやすくすることと、溶けた雪が流れる道筋を確保するのがポイントです。

分かりやすい排水溝周りの除雪のお手本

排水ルートがきれいに残された分かりやすい写真です。きちんと排水ルートを作れば、ちょっとした晴れ間にも雪が溶けて流れてくれます。

これはNG!

雪は日陰に積んじゃダメ!

雪は必ず日向に積むようにしましょう。雪は日陰に積むと固まって氷状になってしまいます。

固まった雪はなかなか溶けにくく、また重さが増すので、取り除くときに苦労します。

道路に出すと圧雪で危険大!

かいた雪を道路に投げ捨てるのもいけません。道路に出してしまうと、車の走行圧でがちがちに固まってしまい、溶けにくい上に車がスリップする原因になります。

雪かきするときの服装

(image by ウインターライフ推進協議会)

雪かきの時は、以下のポイントを踏まえた服装をしましょう。

  • 防寒できる
  • 防水対策がされている
  • 両手が自由に使える

また、寒い屋外での雪かきでも、作業中は体が温まり汗をかきます。体温調節がしやすいように重ね着スタイルがオススメです。

雪かきはなるべく雪がやんで晴れた時間に行いましょう。

しっかりとした長靴を準備!

軽くて滑りにくい、さらに中がボアになっていて暖かい。夜間でも安全なように反射板までついている…しっかりした長靴を用意して、少しでも快適に作業ができるようにしましょう。

防水必須!暖かい手袋

雪かきで一番負担がかかり冷たくなるのは手ですよね。スコップも冷たくなりますからしっかりしたものを用意する必要があります。完全防水で丈夫な手袋を選ぶようにしましょう。

安全な雪かきのために注意すべきポイント

雪かきは、意外な重労働です。汗冷えや筋肉痛を予防し、事故を防ぐために、雪国の代表格、北海道・札幌で「冬期の歩行者事故防止」を主な目的に活動するウインターライフ推進協議会」が推奨するポイントを参考にしてみましょう。

腰を痛めにくい雪かきの方法

(image by ウインターライフ推進協議会)

スコップを使って雪かきをするときは、腕の力だけでなく足や腰の力を使うようにすると効率的です。スコップで救った雪を持ち上げるときは、背筋を伸ばして膝を曲げ、体全体で持ち上げるようにしましょう。

(image by ウインターライフ推進協議会)

また、スコップですくった雪を捨てるときは体をひねるようにするのではなく、体の正面が捨てる方向に向かうよう体の向きを変えて行います。

体をひねると腰に大きな負担がかかるので、腰を痛める危険性が高まります。

危険なポイントを意識する

軒下は要注意!

(image by ウインターライフ推進協議会)

軒下は屋根に積もった雪やつららが落ちてくる可能性があるので危険です。

実際に雪の事故で死者が2番目に多いのが「屋根から落ちてきた雪による事故」です。雪の下敷きになって窒息死したり凍死したりするケースも少なくないので、屋根に雪が載っているときは軒下の雪かきは控えるようにしましょう。

雪かきは必ず2人以上で行うようにします。

滑りやすい足元に注意!

(image by ウインターライフ推進協議会)

雪が降ると地面がいつも以上に滑りやすくなります。除雪の最中に、滑りやすい玄関アプローチのタイルや敷石の上で滑って転び、手や腰を骨折したり、頭を打って大ケガをする恐れがあります。

雪かきをするときは、いつもの靴ではなく、靴底が滑りにくくなっている冬靴を履くようにしましょう。

転んだときにけがをしないよう、必ず帽子と手袋を装着するようにしましょう。

雪以外の周囲にも注意を!

(image by ウインターライフ推進協議会)

雪かきをするときは防寒のために、フードを深くかぶったり帽子をかぶったりして作業する場合が多いので、周りの状況が見えにくくなります。

雪かきに夢中になって車にひかれる、という事故もあるので、家の敷地外で作業するときは、前だけでなく後ろから来る車などにも注意するようにしましょう。

さいごに

雪に慣れた雪国ならではの「雪かきのポイント」をまとめました。雪が降りすぎると今度は二次災害や雪の捨て場所など、違う問題が起きてきます。テレビやラジオのニュース以外にも、自治体のソーシャルアカウントなどを利用して雪対策を行うのがおすすめです。

nanapi掲載の、知っておくと役立つ雪対策のページはこちらから。

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(image by amanaimages)
(image by 足成)

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本記事は、2016年11月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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