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なぜ海の水は塩水なの?海水がしょっぱい理由

2014年01月09日作成

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地球上にすむ生物にとって、必要不可欠な存在である海。その面積は広大で、地球の表面の約7割を占めます。

人間も魚を獲ったり資源を得たりする場として恩恵を受けている海ですが、「海の水はそもそもなぜ塩水なのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

その疑問を解決すべく、海の水がしょっぱい理由をまとめてみました。

目次

海水に含まれる成分

海水中には約3.5%の塩分が含まれており、これが海の塩辛さの元になっています。

具体的には以下のような成分で構成されています。

  • 塩化ナトリウム:約78%
  • 塩化マグネシウム:約11%
  • 硫酸マグネシウム:約5%
  • 硫酸カルシウム:約4%
  • 硫酸カリウムなど:約2%
海の成分のうち、約8割は塩化ナトリウムが占めます。

海の水はなぜ塩水なのか?

海水がしょっぱいのは、海水中の塩分によるものですが、その塩は海が誕生するときに起きた「中和反応」により発生しました。

原始の地球の大気には塩化水素が含まれていた

今から約46億年前、微惑星どうしが衝突を繰り返して地球が誕生しました。

最初の地球には海が存在せず、微惑星の衝突エネルギーによって溶かされた岩石によるマグマで覆われていました。その頃の地球は、地表のマグマと、大気中に存在する二酸化炭素による温室効果でとても高温だったので、水分はすべて水蒸気として大気中に存在していました。

その水蒸気には水分や二酸化炭素以外にも、酸素や窒素、そして塩化水素が含まれていました。

塩化水素は塩素と水素から成る気体です。塩化水素が水に溶けたものを「塩酸」と呼びます。

塩酸の雨と岩石のナトリウムの中和で塩ができる

微惑星の衝突が徐々に減少すると、次第に地球の温度も低下していきました。やがて、大気中の水蒸気が水に変わり、大気中の塩化水素と混ざって塩酸になりました。塩酸は雨として地表に大量に降り注ぎ、マグマを固め、そして海を形成します。

塩酸の雨は、地表のナトリウムやマグネシウムを含む岩石を溶かしていきました。すると、塩酸とナトリウムで中和反応が起こって塩が発生し、塩分を含む水が海に流れ込んで溜まっていったのです。

その後、海の水は蒸発し、再び塩酸の雨を降らせ、岩石のナトリウムと中和しながらまた海に流れ込みます。一方、発生した塩は取り残されるので、海中の塩分濃度はだんだん高くなっていきます。

この繰り返しで、現在のしょっぱい海が作られていったのです。

海はなぜ青いのか?

海にまつわる疑問として、ほかにも「どうして海が青いのか」という疑問もあると思います。海が青いのは、海中に太陽光線が入ると、光線に含まれる青色の光だけが海の中を進んでいき、それ以外の色が吸収されてしまうからです。

太陽の光は白く見えますが、それは波長の異なる赤・だいだい・黄・緑・青・藍・紫の虹の7色が混ざり合っていることが理由です。この光が海の水に入ると、波長の長い赤や黄色などは水に吸収されます。

すると、波長が短い青い光だけが吸収されず海に取り残されるので、海の水が青く見えるのです。

おわりに

海水浴に行ったとき、海の水が口に入ると感じるあのしょっぱさは、実は大昔に地球で起きた中和反応によるものだったのですね。このように海の成り立ちをたどっていくと、海水の塩辛さにもロマンを感じます。

今度海に行く機会があったら、ぜひ感じてみてください。

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(image by amanaimages)

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本記事は、2014年01月09日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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