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不老?記憶の再生?無敵?人間の無力さを痛感させてくれる3種の生き物

2013年12月18日作成

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目次

はじめに

命あるもの、誰しも老い、そして死んでいくものです。しかし、生物界にはあろうことか「不老」の生き物が存在するのです。

それどころか、2つに別れても記憶を保つ生き物や、宇宙空間でも死なない生き物まで存在する始末…思わず「人間って、弱いんだな…」と痛感してしまう3種の生物をご紹介します。

“不老”の生き物「ベニクラゲ」

「ベニクラゲ」とは?

ベニクラゲは、世界中の温帯から熱帯の海に生息する体長が1cmにも満たない小さなクラゲです。透明なベル状の傘を持ち、その中には赤く大きな胃が見られるため、「ベニクラゲ」という名前がつけられました。

“寿命”を捨てたクラゲ

普通、生物は個体ごとに“寿命”というものがあり、永久に生きていられるものではありません。勿論、それはクラゲにも当てはまることなのですが、このベニクラゲだけには、なんと寿命という概念が存在しないのです。

そもそも、クラゲは生まれた後に一度個体同士がくっついて「ポリプ」というイソギンチャクのような形状になり、そこからまた分離していって成体になる、という特性があります。その後、普通は生殖活動を行って死んでしまうのですが、ベニクラゲは再びポリプの状態に戻ることができるのです。

子孫を作れる大人になった後、老いてその役割を終えても、もう一度子供時代からやり直せる…つまり、ベニクラゲの個体には寿命が存在せず、食べられるなどの外的要因さえなければ永遠に生きていられるということです。

この現象は、地中海の海底洞窟に生息する個体以外には見られませんでした。ただし、日本の鹿児島県で採取された個体にも例外的にその能力があったそうです。

体と記憶を“再生”する生き物「プラナリア」

「プラナリア」とは?

プラナリアは、水中や湿気の多い陸上に生息する、ヒルのような見た目をした小さな生き物です。切断されても体が再生する生き物として、専門家でなくても名前を知られる生き物になりました。

例えば、前後3つ(頭部・尾部・中央部)に分断すれば、頭部側からはお腹から下が、尾部側からは頭が、中央の部分からは前の切り口から頭が生え、後ろの切り口からは尻尾が再生されるそうです。

頭部を切られても記憶が再生

しかし、プラナリアが再生できるのは、その体だけではありません。なんと、分裂前に学習した記憶さえも、分裂後の個体で再生されるのです。普通、人間などの動物の場合、記憶は脳、つまり頭部に存在すると考えられていますよね?しかし、プラナリアの場合はどうやら違うようなのです。

アメリカのタフツ大学で行われた実験によると、プラナリアに「明るい場所は安全」という学習をさせ、その個体の頭部を切り落としたところ、なんと尾部から復活した個体も、分裂前に学習したことをキチンと覚えていたというのです。つまり、脳を有する頭を切られてもプラナリアは記憶を再生させ、頭部から再生した個体も、尾部から再生した個体も同じ記憶を継承していたということです。

なぜ、プラナリアは脳を切られても記憶を維持できたのか?その理由は未だ判明していないそうです。

宇宙でも“死なない”生き物「クマムシ」

「クマムシ」とは?

クマムシは、左右にそれぞれ脚が4本ずつ、計8本足でずんぐりゆっくり歩く生き物です。体長は大きくても1.7mmと超小型ながら、その姿がどこか熊を連想させるため「クマムシ」と呼ばれています。

極限環境を生き抜く“最強生物”

一見、小さくて「熊」という名前が恥ずかしく思えるクマムシですが、実は本物の熊なんかよりもよっぽど強く、「地球最強の生物」とも言われています。

その秘密は「乾眠」という特殊な技能にあります。人間の場合、体から20%程度の水分が抜けると死に至ると言われていますが、クマムシの場合は、体を樽状に縮めて乾燥状態(乾眠)になることで、どんな過酷な環境でも耐えぬく力を手に入れます。

具体的には、

  • 151℃の高温
  • 絶対零度(-273℃)の極低温
  • 真空状態
  • 75,000気圧(地下180kmでの圧力に相当)
  • あらゆる放射線(ヒトの致死量の1000倍のX線を浴びても平気)

といった環境でも生き抜くことができるそうです。乾眠状態から自分の力だけで元の状態に戻れるわけではありませんが、ちょっとの水を与えてあげればまた元気に動きまわります。

2007年には衛星で宇宙空間に打ち上げられたそうなのですが、10日後に帰還した際にはピンピンしていたそうです。

おわりに

若返りに、記憶の蘇生に、無敵…人間では到底及ばぬ世界ですね。

本記事は、2013年12月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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