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  7. 住みやすさは「共用部」にあり!中古マンション内覧時にチェックしたい5つのポイント

住みやすさは「共用部」にあり!中古マンション内覧時にチェックしたい5つのポイント

2016年05月12日更新

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はじめに

マンション購入の際には、どうしても部屋にばかりに意識が向いてしまいがちだと思います。しかし、共用部分も住みやすさや清潔感、他の住民の方とのコミュニケーションにも影響してくるため、実際に生活していく上で重要なポイントです。

物件見学は何度でも可能ですが、仲介業者に連絡したり、鍵を借りたりと手間がかかるものです。そこで、最初の内覧時に効率的にチェックするためのポイントをご紹介します。

共用部について

「マンション共用部」には、建物エントランス、ゴミ置き場、駐車・駐輪場、エレベーターホール、外・内廊下、ベランダ等が該当します。

共用部は、定期的に行われる総会にて所有者総意でメンテナンスやリノベーションの計画が立てられており、たとえ自分の居住フロアであっても、家具を設置したり好きに飾り付けをすることはできません。

自分好みにすぐに変えられないスペースだからこそ、元々気に入るデザインであることはもちろん、使いやすい設計になっているかを確認することが重要だと思います。

チェックポイント

ポイント1:エントランス

エントランスには、地区広報やチラシ、新聞が置いてあったり、掲示板に情報が張り出されていたりします。

広いエントランスホールの場合、ソファやテーブルが用意されており、居住者たちのコミュニケーションスペースにもなっています。まずはここがきちんと整頓されているかをチェックしましょう。

皆が使うものを丁寧に扱っているかどうかは、居住者全体のマナーにもつながってきます。

また、エントランスホールに豪華な装花が置いてある場合は要チェックです。共用部備品のメンテナンスは、すべて毎月の管理費からまかなわれています。もちろん、生花のメンテナンス費は造花に比べて非常に高額ですから、管理費もぐっと高くなります。

著者の検討した物件の中には、有名な華道家の先生が毎月メンテナンスしているマンションもありました。

非常に大きな美しい装花が印象的で、「こんなところに住めたら良いな」と憧れを感じさせるものではありましたが、管理費を見て驚き、一気に現実に引き戻されたこともありました。

生花装飾は非常に華やかでラグジュアリーな気分になれますが、エントランスの豪華さにあまりこだわらない方は、そこにお金をかけるのは少しもったいないかもしれませんね。

ポイント2:ゴミ置き場

ゴミ置き場はどうしても汚れが溜まる場所ですし、中古となればあまりきれいさを追求するわけにはいきません。しかし、「汚れにくいゴミ置き場」かどうかは、廃棄場所のレイアウトでチェックすることが出来ます。

見るべきポイントは、分別の仕方がわかりやすくなっているかどうかです。忙しい人は特に分別を疎かにしてしまいがちですが、皆がバラバラにゴミをただ置いていくようでは、すぐに汚れて散らかってしまいます。

実際、朝からゴミ置き場に長く留まり、歩き回って細かく分別するのは、いくら暮らしの中で必須であったとしても、あまり気が進まないものですよね。

ビン・カン・ペットボトル・トレーなどの分別の仕方、燃えるゴミのエリア、ゴミの分類表などがわかりやすく表示されているゴミ置き場は、大抵きれいに整っています。

面倒くさがりな著者も、「ここはずいぶん整っているな」と感じられる物件を選んで良かったと思っています。皆がルールを守れるよう、様々な工夫がされているところを選びたいですね。

ポイント3:エレベーター台数

エレベーターが何基設置されているかは必ず確認しましょう。朝の忙しい時間、エレベーターがなかなか来ないのはかなりの時間ロスになります。

最近では、居住フロアによって使用できる台数が分けられている物件も多いので、実際に自分が使える台数を正確に確認してください。

加えてチェックしておきたいのは、貨物用エレベーターの有無です。

小さい人荷用エレベーターしかない場合には、入居時に大きなソファなどを運ぶことが難しい場合があります。階段を使っての搬入となると、引越し業者から追加料金を請求されることもあるので、注意が必要です。

著者は購入時には特に意識していませんでしたが、入居後に友人を招いた際に「大きなエレベーターがあって良いね、引越しも楽だったでしょう!」と言われ、「そういえば…」と改めて感じた部分でもあります。

あまり頻繁に必要となるものではないだけに、盲点になりがちなので、ぜひ忘れずにチェックしてくださいね。

ポイント4:外廊下・玄関周り

外廊下は雨風も吹き込むため、どうしても汚れやすく、外壁も砂塵汚れですぐに黒ずんでしまいます。

中古の場合は致し方ないものではありますが、もし内覧時に壁の黒ずみがそこまで気にならない、廊下もごみが落ちていないようであれば、管理費を使ってこまめに共用部清掃を入れている物件ということになります。

著者の物件では、入居当時は廊下のみ毎日管理会社の清掃が入っていましたが、外壁清掃はなく少し黒ずんでいました。しかし、ある日帰宅すると壁がきれいなベージュ色になっていました。

お試しプランで外壁清掃を入れたそうです。入居者からの評判も良く、すぐに総会で定期清掃を入れることが可決されました。

もちろん、その分管理費が多少高めになっているかもしれませんが、夜遅くに仕事から疲れて帰ってきて、玄関周りが汚れていると気分も落ちこみがちです。ここは節約せず、よりきれいな物件を選ぶ方が毎日快適に暮らすことが出来ますよ。

ポイント5:ベランダ・バルコニー

お部屋をチェックするときには必ず目にする場所ですが、「共用部は基本、私物設置不可」を前提によく見てみてください。エアコンの室外機を置くスペースは十分ですか?洗濯物を干すスペースは十分ですか?

特に、物干し竿は毎日の洗濯に関わってくるため非常に重要です。

もしスペースが十分でない、また使い勝手が悪い場合には、出し入れ可能なパイプラックなどを購入しなければならなくなります。軽いものとはいえ、毎日出し入れするのは相当骨が折れます。

また、都内の高層マンションですと、そもそもベランダ干しがNGの物件も多々あります。

著者の見た物件にも、非常に広いベランダがあるにも関わらず、物干しが不可で、家具をレイアウトしたら窓辺にハンガーパイプを置くスペースは絶対に取れないというお部屋もありました。

きちんと生活導線を想定した設計になっているかも要チェックです。

中古ですと、持ち主の方が居住中の場合もありますが、きちんと断って隅々まで確認させてもらいましょう。遠慮していては、逆に決められなくなってしまいますよ!

共用部分をチェックし終わった後の感想

共用部分を確認し、一番印象に残ったことは売り出されている部屋の善し悪しとマンション全体のグレードは、必ずしも比例しないということです。エントランスの華やかな装飾や清潔なフロントと、非常に庶民的な作りの部屋のギャップに戸惑ってしまうことも多々ありました。

また、間取りの割に価格が高く、予算外なので参考程度にと観に行った物件の共用部に感動したこともあります。

建物の1階・2階部分をすべて共用部として利用しており、駐輪場やポスト、ゴミ置き場への非常にスムーズな導線、セキュリティを考慮したラウンジ・ゲストルームの配置などが絶妙。共用部分全体が非常に丁寧に考えて作られており、住み心地を考えれは納得の高額物件でした。

逆にチェックせずに後悔した点は、共用部それぞれがメンテナンスしやすいように作られているかを確認しなかった事です。

著者の購入した物件には、最上階に共用のラウンジ(パーティールーム)と宿泊可能なゲストルームがあります。物件内覧時、自分たちはこのパーティールームを使用する機会はあまりないだろうと思い、見学をしなかったのですが、実はこのパーティールームには全体的に汚れや破損が多く、カーペットやクロスの貼り替え、ゲストルームの拡張工事など、思いがけず大規模改修に非常に高額なコストがかかることが判明しました。

誕生日パーティや季節イベントなどで子供たちも使用することを考え、クロスや床材は汚れがつきづらく掃除のしやすい素材を採用していれば、頻繁にメンテナンスする必要はなかったかもしれません。

自分たち自身には必要がないかもしれない部分であっても、入居後は管理組合員として関わっていくことを自覚し、きちんとチェックすることをお勧めします。

ただ、前述の通り分譲マンションの共用部分は、定期総会で決定していくものです。希望があれば総会前に管理組合本部に議題として提出できます。物件の管理運用に自主的に参加し、どのようにしていけばよいか意見を出すことも大切です。

おわりに

いかがでしたか?マンション共用部は、所有者が自分たちでメンテナンスし、皆が使いやすいように一緒にルールを作って運営していく場所です。

その意味でも、共用部がきれいであること、使い勝手が良くなっていること、住民同士や地域との繋がりを感じられることなどからは、一緒に住む居住者たちの雰囲気も掴むことができるのかもしれません。

上記のポイントを参考に、じっくりと選んでみてくださいね。

(image by amanaimages)

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本記事は、2016年05月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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