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キリスト教やイスラム教とどう違う?多神教・神道における「八百万の神」とは

2013年09月06日作成

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目次

はじめに

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教といった一神教の宗教と違って、日本独自の宗教・神道では非常に多くの神様がいます。それらを総称して「八百万の神(やおよろずのかみ)」と言いますが、これがどういう存在なのかきちんと説明するのはなかなか難しいですよね。

そこで今回は、「八百万の神」とはいったい何なのか、その大枠が説明できるように解説してみたいと思います。

「八百万の神」はどんな存在?

「八百万の神」とは、神道における神様を指しますが、彼らは基本的に姿形が人間と似ていて人格もある「人格神」と呼ばれる存在です。

彼らには、「荒魂(あらたま)」「和魂(にぎたま)」という2つの側面があります。これら2つの顔は非常に対照的なもので、「荒魂」は天変地異や疫病など、人に災いをもたらす荒々しい側面、「和魂」は恵みの雨や日光など、優しく平和的な側面を表しています。

神道では、この「荒魂」の面を抑えて「和魂」に変えるために、儀式や祭を行っているのです。

この2つの側面は同じ神様でも全く別物のように見えることが多いので、それぞれ別の名前がつけられていたり、違う場所で祀られていることもあります。

ちなみに、「八百万の神」とはピッタリ800万の神様がいることを指しているのではなく、数が多いことの例えです。

どんな種類の神様がいるの?

「自然」を神格化した神様

「自然」を神格化した神様は、山・川・巨石・巨木・動物などといった自然物(自然に存在するもの)と、火・雨・風・雷などの自然現象に分けられます。「霊峰・富士」やご神木、霊石などが、神が宿る神体として崇拝されているのを見聞きした方も多いのではないでしょうか。

また、神道の最高位におかれる天照大御神(アマテラス)は、太陽を神格化した神様と言われています。

ちなみに、自然の物だけでなく、長く生きた生き物や長く使われた道具には神が宿るとされる「付喪神(つくもがみ)」信仰も有名です。

「暮らしの中の事物」を神格化した神様

暮らしの中の様々な事物も、神道の中では神様として扱われます。

例えば、稲作の出来を見守り、豊穣や凶作と関わりを持つ「田の神」や、道路脇や三叉路などに主に石像の形で祀られ、一帯の村や交通安全の神様として信仰されている「道祖神」などが有名です。

また、「貧乏神」や疫病などの災いに関する神様なども暮らしに関する神様挙げられます。

「人」を神格化した神様

「人」を神格化した神様は、「人神(ひとがみ)」と呼ばれ、大きく2つのタイプに分けることができます。

一つは、徳川家康を神格化した「東照大権現」など、生前の行いが優れていて、後世に業績を伝える意味で祀られるタイプ。もう一つは、菅原道真を神格化した「天満大自在天神」のように、不遇の死を遂げた有力者の「怒りを鎮め、祟りを避ける」意味で祀られるタイプです。

後者のような畏怖の対象になる霊は「祟り神」とも呼ばれ、忌避されがちですが、手厚く祀れば強力な守護神になると信じられています。

ちなみに、戦没者を祀る靖国神社や護国神社も、人神信仰の延長で設置された神社と考えられています。

よく聞く神様の名前

「氏神様」

「氏神様」は、特定の地域を守っている神社で、「鎮守様」などとも呼ばれます。源氏の氏神様「八幡宮」や平氏の氏神様「厳島神社」などが有名です。

ちなみに、「伊勢神宮」は日本人全員の氏神様とされています。

「神明様」

「神明様」は、伊勢神宮で祀られている天照大御神を各地に祀る神社のことです。日本全国に約5千あるとされています。

「お稲荷様」

「お稲荷様」は、その名が表す通り、稲の栽培に関する神様です。もともとは農業の神様でしたが、現在では転じて商業・産業の神様とされています。朱色の鳥居と神の使いである白狐がシンボルです。

総本社である京都の伏見稲荷大社が有名です。

「八幡様」

「八幡様」は、応神天皇・神功皇后をはじめとする神様を祀る神社で、源氏が氏神としたこともあり、武家の守護神としても知られています。

鎌倉武士の守護神である神奈川の鶴ヶ岡八幡宮が有名です。

「天神様」

「天神様」は、晩年に大宰府に左遷され、非業の死を遂げた菅原道真を祀る神社です。道真は英知に秀でていたため、学問の神様としても信仰を集めています。

大分の太宰府天満宮が有名です。

おわりに

他の国との最たる違いだけに、「八百万の神って何なの?」と聞かれることもあるかもしれません。そんな時には、今回説明したことを役立ててみてくださいね。

本記事は、2013年09月06日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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