生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon hobby趣味・娯楽

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5.  
  6.  
  7.  
  8.  
  9. 座席で見え方が異なる!能舞台の席を選ぶときのポイント

座席で見え方が異なる!能舞台の席を選ぶときのポイント

2013年10月29日更新

 views

お気に入り

はじめに

コンサートでS席、A席など座席の種類があるように、能楽の場合も同様に席種があります。座席によって能楽に対しての印象も変わってくるかもしれません。

著者自身の体験をもとに紹介したいと思います。

能の舞台とは

能の舞台はいたってシンプルです。演劇や歌舞伎のように舞台セットやこまかい小道具、観客席との間に緞帳があるわけではなく、真四角の舞台があるだけ。

開演前に舞台の奥から笛(能管)や鼓のチューニングである「お調べ」の音が聞こえてきた後には、揚幕から囃子方、舞台後方の出入口から謡を担当する地謡方が登場しそれぞれの定位置につくと、鋭い能管の音と共に物語が始まります。

能楽の舞台や座席について

1:スタンダードな席の「正面」

正面(しょうめん)は舞台を真正面に見ることのできる席です。

演じられている様子全体を自然に見れますし、最前列に近い席なら歌舞伎のかぶりつき同様、演者の息遣い、所作のすみずみまで堪能できます。料金もこの席がいちばん高く設定されています。

2:舞台を真横から見る「脇正面」

揚幕(あげまく)から登場した演者が舞台まで歩いていく手すりつきの長い廊下(橋掛かり)のそばの席を脇正面(わきしょうめん)を言います。ここで演技が行われる場合もあります。

手すりに脚をかけたり、柱にからだを預けるような型のある曲の場合、かなり絵になる場面を間近に見ることができます。

また、このエリアの後方、橋掛りにより近い席なら揚幕向こうで演者が幕を上げてもらう時にかける合図の声が聞こえてくることもあり、ライブ感が味わえます。

そして、演能が終わった後はやはり橋掛かりを通って演者や囃子方が退場していくので余韻を楽しみたい方にもおすすめです。

ただ、この席は舞台を真横から見ることになります。

3:通好みな「中正面」

正面と脇正面の中間にあるので中正面(なかしょうめん)です。能舞台には四方に柱があるのですが、ちょうどその柱が目の前にある席です。

最前列だとその柱がどうにも気になってしまいますが、後方の席に行けば柱はあることに変わりありませんが全体の中の一部分ととらえることができますので舞台を立体的に楽しむことができます。料金もこのエリアがいちばん安く設定されています。

参考

能楽堂の座席配置については「国立能楽堂サイト」をご参照ください。野外の能舞台であってもこの配置は変わりありません。また、実際に客席から舞台がどう見えるのかは「能楽ランド」が参考になります。

著者がよく買う座席

脇正面の席を買うことが多いです。

演劇やダンスの舞台は正面からしか見れないことの方が多いと思いますが、能舞台は正面から見ることだけが全てじゃありません。いちど正面から見た演目でも角度を変えて見ると印象も異なりますし、横から観る能面、演者の所作もよいものです。

また、橋掛かりは演者が観客の待つ舞台へと移動するための通路というだけではなく、演者が演じる神・鬼・霊などがこの世に渡ってくるための異次元的な空間としての意味合いも持っています。

そのような特別な空間をより近くに感じられるのも魅力です。

注意点

演能中の席の移動は他のお客様の迷惑となります。公演は能→狂言→能という流れが一般的です。休憩ごとに席を移動すれば1回の公演中に3通りの場所で楽しめますが、満席の場合は遠慮しましょう。

おわりに

また、能楽堂によっては2階席もあります。その場合、1階は指定席、2階は学生席/一般自由席と設定されていますので、料金も1階席に比べて安くなります。上から俯瞰的に見れるというのも面白いですよ。

「近くで見たい!」というこだわりがなければ2階席で3通りの見方を試してみるというのも一興ですね。

(image by 足成)

この記事で使われている画像一覧

  • 20130825233015 521a14f760409

本記事は、2013年10月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

期間限定のPRコンテンツをチェック!

もっと見る