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「ゴルゴ13」名言に学ぶ処世術

2013年08月23日作成

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国民的マンガ「ゴルゴ13」。実生活に生きる名言が満載のこの作品から、今回はこのセリフを取り上げてみたいと思います。今回は、各所で最も取り上げられているであろう、229話「ロックフォードの野望 謀略の死角」に登場するセリフです。

依頼人から「プロとしての条件」それも「あんたのような一流のプロと言われるようになる」条件を聞かれたゴルゴが答えたセリフは、

「……10%の才能と20%の努力……
そして、30%の臆病さ……
残る40%は……“運”だろう……な……」

初見の人には「運が一番高いんかい!」と取られがちなこのセリフですが、この比率表をちゃんと見直せば、このセリフの物凄さが分かるのです。
このセリフを紹介するだけのブログやサイトは結構ありますが、意外と踏み込んで考えているところは多くありません。

そこでこのセリフ一本に絞り、深く考えてみようと思います。

目次

40%という「運」のハードル

ゴルゴの認識によれば、運が40%を占める「プロ」の条件。しかし、狙撃成功率が99%を超える超A級スナイパーが運を頼りにして仕事に当たるでしょうか。しかも、自分の命もかかっているような仕事ですよ?

さあ、早速足し算していきましょう。それでゴルゴが言いたかったことは分かるはずです。

「努力」と「臆病さ」で運を超える

ゴルゴによれば、努力が20%、臆病さが30%。この2つを徹底して極めれば、50%となり、運の40%を超えますよね。

臆病さは用心深さ。ゴルゴの職業柄、30%は当然の数値と言えます。ここに類まれなるゴルゴの努力が加わることで、全体の半分は運ではなく「実力」によるものとなるのです。

ちなみにゴルゴは毎年山籠りしており、プライベートでは健康診断などもきっちり行っています。見習いたいですね。

「才能」はわずか10%

一方、ゴルゴによればプロの条件としての才能は10%。臆病さを足しても40%で、運と同等です。これでは信頼なりません。

「努力>才能」のパワーバランスが絶妙。いかに才覚に溢れていても、努力を怠れば死あるのみです。私たちの実生活でも肝に命じたいですね。

最大限の積み重ねが産む60%が残る40%を呼び込む

才能、努力、臆病さを丁寧に積み重ねているゴルゴ。その結果が40%の運を呼び込みます。ゴルゴには持病があり、それは突然右手が痺れ動かなくなるというもの。引き金を弾けなくなったゴルゴは手榴弾で攻撃されます。514話「再発・ギランバレー症候群」)

また、ある時は5分入っているだけで死んでしまう南極の海に突き落とされたこともあります。(516話「極寒の大地」)

それでもゴルゴが生きているのは、才能と努力と臆病さで「決して諦めない」から。

例えば、南極海に落ちた時には、事前に「臆病さ」で用心深くドライスーツを着込んでおり、用意していたシャベルを引っ掛け陸に上がります。とっさに経験から閃く「才能」で対策を練ったゴルゴ。心を折らずに黙々と生きる「努力」を積み重ねていきます。

陸に上がったゴルゴは素早く穴を掘りペンギンを捕まえ、一緒に穴の中へ。暴れ回るペンギンの体温で暖を取りながらドライスーツを乾かし、嵐が過ぎた後はアザラシの血と肉を食糧にしながら南極を徒歩で進むのです…ただ依頼を遂行するために。

瀕死になりながらも進んできたゴルゴに、ようやく40%…運が味方します。海に落とされる直前に知り合った女性と再開し、助けられたゴルゴ。介抱により回復した彼は、きっちりと仕事を完遂します。

たとえ運が向いていなくても、それを残りの60%でカバー。運が向いてくるのをじっと待つのです。それが、ゴルゴの強さかもしれません。

ゴルゴに敗れた者たちは「運」以外の何かが足りなかった

「ゴルゴ13」の中でも屈指の名作と呼ばれる、349話「バイオニック・ソルジャー」に登場する敵、ライリー。彼はアメリカの秘密プロジェクトで生まれた「完璧な兵士」でした。

優秀な父親の精子を優秀な母親の卵子に人工授精させることで生まれたライリー。凄まじい訓練とドーピングにより、人間を超える身体能力を手にいれます。

ゴルゴが放った弾丸を、撃たれてからかわすという恐るべき超反応のライリー。「才能」はゴルゴを上回り、「努力」も変わりません。それどころか、ドーピングがその努力を後押しし、ゴルゴ以上といえます。

それでも彼が敗れたのは「驕り、昂り」。ゴルゴが言う「臆病さ」が足りなかったからです。「データも戦況も、自分の方がゴルゴよりもずっと有利である」という油断、過信。それがライリーの命取りでした。

結局、ライリーのドーピングを見切ったゴルゴは、薬物による聴覚の強化を逆手にとり聴覚を破壊、その隙を突いてライリーを仕留めます。

ゴルゴど同等の射撃センスを持っていながら敗れた者たちはたくさんいます。彼らは「才能」に溺れたり「努力」をおろそかにしたり、ライリーのように「臆病さ」を忘れたりして、下手をすると勝てた戦いに敗れていったのです。

最後に

ゴルゴが言う「プロ」の条件。考えれば考えるほど合点がいくパーセンテージです。10%の才能、20%の努力、30%の臆病さ、40%の運。

このバランスを定期的に思い出し、ゴルゴのようなパーフェクト・ヒューマンを目指しましょう。

本記事は、2013年08月23日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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