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沖縄の古民家の歴史

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沖縄などは台風銀座と呼ばれ、毎年いくつもの台風が通過します。

本記事は、住まい教育推進協会のご協力により、2013年に執筆されたものです。

沖縄の古民家の歴史

構造

沖縄の古民家は、穴屋(アナヤ)と呼ばれる中柱を建物の中心に立て、先端から又木にして棟木を支え茅、葺き屋根の構造でチニブと呼ばれる竹や茅で編んだもので壁を囲ったものでした。

礎石の上に四角い柱を立て、貫穴をあけて貫を通した構造で、和小屋に茅か瓦葺き、壁は堅羽目板のいわゆる石場建て様式と同じ構造です。

屋根

屋根には赤瓦と呼ばれる素焼きの瓦が使われ、台風の強風でも瓦が飛ばないように瓦同士は漆喰で塗固められ、沖縄の特徴的な屋根になっています。皆さんがお土産で買って帰るシーサーは、獅子の沖縄方言で神社にある狛犬などと同じく古代オリエントのライオンか犬が紀元とされる伝説の獣の像で建物の門や屋根の上などに悪霊を祓う魔除けとして造られます。

屋根の上にこのシーサーが置かれるようになったのは、明治以降貫木屋の普及で瓦屋根が一般に許されるようになってからだそうです。

間取り

間取りは基本的に南向きに建てられおり、東から一番座として床の間が、二番座には仏壇が配置されるのが普通で、裏座と呼ばれる北側には地炉(ジール)が設けられます。

台所は西側に作り、カマドが設けられています。別棟はアジャキと呼ばれ、フールと呼ばれる豚小屋とトイレも別棟で設けられます。敷地は石垣で囲われています。

建築材料

住宅に使う木材は、チャーギと呼ばれるイヌマキがよく使われ、チャーギは耐久性が高く強度がある優れた建築材料ですが、成長が遅く大径材がとりにくいという難点もあります。

また、木材を長持ちさせる為にスーカンと呼ばれる海岸で半年から1年ぐらい砂浜に木材を埋めて潮干をする方法なども用いられました。スーカンを行う事で材が堅くなり、防虫の効果があるようです。

現在、沖縄で木造が建てられる場合には杉が使われる事が多く、これらの木材は九州から主に運ばれているそうです。古民家が長持ちするのは、構造材に地元で育った木材が使われる事だと思います。沖縄でもチャーギを使った木造住宅が復活して欲しいと思います。

(image by 筆者)

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