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税金戻ってくるかも!アルバイト(フリーター)の方向け確定申告のやり方

アルバイトの方向けの確定申告のやり方を分かりやすく、手順を追って説明します。確定申告とは、払いすぎた税金を返してもらうための手続き。アルバイトの方で年収103万円以下、源泉徴収されているけど、年末調整を受けていない方は対象となる可能性があります。ただ、聞きなれない専門用語やたくさんの数字が並び、これまで一度もやったことがないとなかなか一歩が踏み出せないもの。戻って来るお金が数千円だったとしても、戻らないよりは全然ましですよね。まずは書類片手にトライしてみましょう。
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「年末調整」「確定申告」と聞いて「???」となったあなた、思わぬところで損をしているかもしれません。もらっている給料の明細書を見てみてください。

「源泉徴収」の文字でお給料の10%が引かれていませんか?実はそのお金、「確定申告」という簡単な手続きで戻ってくるお金なんです。

そこで今回は、アルバイトで年間収入103万円以下の方必見の、確定申告のやり方を解説します。

まずは一歩を踏み出しやすいように、制度や計算の詳しい説明は控え、シンプルにこの手順通りにやればお金が戻ってくるという情報だけにフォーカスして紹介したいと思います。

本記事は、webanのご協力により、2013年に執筆されたものです。

対象となる方

アルバイトの方で年収103万円以下で、毎月の給料から所得税が天引き(源泉徴収)されているけど、会社から年末調整を受けていない方が対象となります。

さらに学生には「勤労学生控除」という制度があり、これを受けると年収103万円→130万円までを対象にできます。学校への申請で適用されます。詳しくはこちら(国税庁HP)
 
【注意点】
ただし、年収103万円を超えると親の「扶養家族」から外れます。自分にとってはプラスでも、結果として親の支払う納税額が増えることになるので、一度家族と相談してから決めましょう。詳しくはこちら(国税庁HP)

会社からもらえる「源泉徴収票」(年末や退職時にもらえます。もらってない場合は催促すればOK)の内容をチェック!「支払い金額」欄の数字が103万円以下で、「源泉徴収税額」欄が0円ではない場合、確定申告すればその「源泉徴収税額」がまるまる返ってきます。

確定申告のための準備

準備1:バイト先から源泉徴収票をもらう

まず申請に必要なものを準備しましょう。バイト先から「源泉徴収票」をもらってきます。

バイト先が複数ある場合は、それぞれのバイト先からもらうこと。辞めたバイト先でも、遠慮せずに連絡しましょう。

準備2:印鑑・銀行口座を用意

印鑑と還付金(戻って来るお金)を振込んでもらための銀行口座を用意します。普段使っている口座があれば、それでOKです。

一部インターネット専用銀行には対応していないので注意が必要。
国税庁もネットバンクへの振り込みについては、詳細にここは使えるけど、ここはNGなど発表していないため、面倒ですが事前に使っているネットバンクに問い合わせて確認しましょう。

準備3:マイナンバー(個人番号)カードを用意

2017年(平成29年)の確定申告からマイナンバーが必要になったので、忘れずに用意しましょう。

書類に記入したり、本人確認のために提出する際にカードを見せるか、コピーしたものを確定申告書に貼らなければなりません。

マイナンバーカードがない場合

もし、マイナンバーカードがない場合は、以下の「マイナンバーが確認できる書類」+「身元確認書類」をどちらも1つずつ用意すればOK。

【マイナンバーが確認できる書類】

  • 通知カード
  • 住民票の写し
  • 住民票記載条項証明書 

【身元確認書類】

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 在留カード
  • 身体障害者手帳

準備4:税務署で「確定申告書A」を受け取る

アルバイトの方に必要な用紙は「確定申告書A」のみです。用紙は以下の通り、全部で6枚ありますが、アルバイトの方が記入しなければいけない部分は、かなり少ないので安心してください。

  • 「第一表」×1枚
  • 「第二表」×1枚
  • 「添付書類台紙」×2枚
  • 「第一表」控え×1枚
  • 「第二表」控え×1枚

確定申告の受け付けは例年、2月半ば~3月半ばまで。この期間よりも前に用紙をもらってきて、記入の用意をしておきましょう。用紙は税務署の窓口や国税庁のHPから手に入ります。

2018年(平成30年)は2月16日(金)~3月15日(木)の期間。

確定申告書の書き方

STEP1:住所、氏名、マイナンバー、電話番号、世帯主などを記入

まずは申告書Aの用紙6枚すべてに住所と氏名、またはマイナンバー(個人番号)、電話番号、世帯主(両親と住んでいる人は親の名前)、続柄(その人が父なら「父」。母なら「母」)などを記入します。

STEP2:「収入金額等」「所得金額」を記入

「第一表」の「収入金額等」の「給与」欄に、自分が稼いだお金の額を書き込みます。

そして、「所得金額」の「給与」と「合計(1+2+3+4)」欄に、「収入金額等」の「給与」欄から65万円を引いた額を書き込みます。

なぜ65万円なのかというと「162万5000円以下の収入金額の場合、『給与所得控除』は65万円」と決まっているためです。

例を挙げて見てみましょう。
 

・稼いだお金が100万円だった場合
100万円から65万円を引いて35万円になります。「所得金額」の「給与」」と「合計(1+2+3+4)」欄に“350,000円”と記入しましょう。
 
・稼いだお金が65万円未満だった場合
65万円をひくとマイナスになるため「所得金額」の「給与」と「合計(1+2+3+4)」欄に“0円”と記入すれば大丈夫です。

STEP3:「所得から差し引かれる金額」を記入

「所得から差し引かれる金額」の「基礎控除」「6から15までの計」「合計(16+17+18+19)」の欄に、“380,000円”と記入します。

なぜ38万円なのかというと「特に何か条件がなくても、申告する人は誰でも控除してもらえるお金が38万円」と決まっているためです。

STEP4:「税金の計算」「還付金の受け取り場所」を記入

「税金の計算」の「源泉徴収税額」欄に、源泉徴収票に書かれている金額を記入し、「還付される税金」欄にも同じ金額を記入します。

そして「還付される税金の受取場所」欄に、自分の銀行(または郵便局)、支店名、口座番号などを記入してください。

受け取り場所の情報が正しく記入されていないと、還付金が受け取れないので注意しましょう。

STEP5:確定申告書Aの「第二表」を記入

確定申告書Aの「第二表」に、住所と氏名が書いてあることを確認し、「所得の内訳(源泉徴収税額)」の欄に、源泉徴収票に書いてあることをそのまま書き写します。

最後に、源泉徴収票を「添付書類台紙」に貼りつければ、確定申告書の完成です。

確定申告の詳しい情報については国税庁HPでご確認ください。

還付金が送金されるまで

書き込んだ用紙を、受付期間内に近くの税務署に提出すれば受理してもらえます。

もし、記入で分からないことがある場合は、期間中に設置される税務署の相談コーナーで聞くことができます。手続き後1ヶ月ほどで、還付金が自分の銀行口座に入金されます。

郵送で提出する場合

忙しくて、税務署に確定申告書を持って行けない場合でも、郵送で送ることができます。普段手紙を送るときと同じように封筒に入れて「郵便物」として送ればOK。

その際は、直接マイナンバーカードを提示できないので、表と裏面をコピーしたものを「添付書類台紙」に貼り付けるのを忘れないようにしましょう。

マイナンバーカードがない方は代わりに、準備3で触れた「マイナンバーが確認できる書類」+「身元確認書類」のコピーをどちらも1つずつ貼り付けて下さい。

もし、ちゃんと届いたかどうか不安な方は、確定申告書の控えとともに、切手を貼った返信用封筒に自分の住所・氏名を書いて入れておきましょう。そうすれば、「受け取った」というハンコが押された申告書の控えを返送してもらえます。

提出期限について

ちなみに郵送の場合、消印が押された日が提出日とみなされます。つまり「当日消印有効」ということなので、提出期限が3月15日であれば、3月15日に消印が押されれば、16日以降に税務署に届いても問題なく受理されます。

まずはやってみよう!

戻って来るお金が数千円だったとしても、戻らないよりは全然いいですよね。面倒くさいと言わず、まずは書類片手にやってみましょう。

また、バイト先によっては確定申告をやってくれるところもあるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

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