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SFを読んでみたいという人のための手がかり本

2010年11月26日作成

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はじめに

SFが読みたい?

読書家さんの中にも、SFは難しそうでちょっと苦手、という方がいらっしゃるようです。

確かに、どこから手をつけたらいいのかわからないし、用語は特殊で難しそうだし……と二の足を踏まれる気持ちもわかります。

そこで、SFの初めの一歩に適していそうな本をご紹介したいと思います。

コンセプト

  • リーダビリティが高い
  • あまり特殊な用語がわからなくても大丈夫
  • 物語性が強い
  • 私が好き
  • 書店・古書店で比較的手に入れやすい といった基準で選んでみました。

SF初めの一歩

猫好きに贈るオールタイムベスト

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

言わずと知れた、タイムトラベルものの金字塔です。

主人公の時を越える活劇も見ものですが、相棒の猫ピートの「猫らしさ」に、猫好きな方ならハートを撃ち抜かれること間違いなし。

爽やかな読後感で、誰にでも薦められる一冊です。

センス・オブ・ワンダーを体感する

星を継ぐもの (創元SF文庫)

SFの面白さを表現する時に、よく「センス・オブ・ワンダー」という言葉が使われます。

あまりにも曖昧なので定義しづらいのですが、視点のめくるめく転換が味わえるというSFの醍醐味だという意味ではないかと捉えています。

その意味で、この「星を継ぐもの」のセンス・オブ・ワンダーは一級品。

簡単に言うと科学者たちが議論する話なので技術分野の用語も出てきますが、その中で起こる人間模様や葛藤、謎解きが主題ですので、難しいぞと思ったら飛ばし読みしても大丈夫!

めくるめく転換を味わったあと、どうしても気になったらもう一度熟読すればいいのです。

とにかくカッコイイ!和製ハードボイルドSF

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)

2010年の本屋大賞を受賞した「天地明察」をご存知でしょうか。

その作者冲方丁氏が書かれた、破天荒で緻密でなによりカッコイイ作品が、この「マルドゥック・スクランブル(全3巻)」です。

元娼婦の少女が得た相棒は、小さくて温かくて口の悪いネズミ。このバディが悪いやつらをぶちのめし、頭脳戦に挑み、絆を育んでいく物語です。

作者自ら「吐きながら書いた」という後半のカジノシーンは圧巻の一言。

悲しき頭脳船の歌を聴け!

歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

五体を失い、硬い殻に脳だけを閉じ込められ、一隻の宇宙船を操るために生きる「シェルパーソン(殻人)」の女性ヘルヴァにまつわる連作集。

脳だけになっても、身体は船でも、心は乙女なのです。恋もすれば、凹みもします。

身体が無くても恋はできるのか?愛は育めるのか?こういったテーマには、SFというジャンルでなければ描けない過程や答えがあります。

時代をSFで横断しよう

20世紀SF〈1〉1940年代―星ねずみ (河出文庫)

短編集で20世紀のSFを俯瞰してみようじゃないか、というコンセプトで編まれた短編集。1940年代から始まり、90年代までの6冊が刊行されています。

SFは短編こそ王道だという人もいるくらい、ワンアイディアで突っ走れる短編は面白いものが多いのですが、この短編集は特に珠玉のものばかり。このために訳しなおされているのもGOODです。

短編集というのは読みやすい形式ですし、好きな作家を探すもよし、好きな年代から次の本を物色するもよしのお得なシリーズです。

また、後になってから編まれたシリーズなので、SFが未来を予測しうる可能性を秘めたものだということをまざまざと見せ付けられる知的な興奮も味わえますよ。

おわりに

SFって難しい?

確かに、難しいものもあります。科学技術の知識がかなり必要なものもあります。

しかしそれ以上に、他では真似のできない「地に足の着いたホラ話」や「スケールがでっかすぎて笑っちゃうヨタ話」がたくさん詰まった楽しいジャンルです。

良かったら、一度足を踏み入れてみてください。

本記事は、2010年11月26日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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